第24号(1996年12月) 3,000円

巻頭言

厚生事業論をめぐって
・・・池田 敬正

特別報告

私の体験から見た戦後社会福祉改革
・・・仲村 優一

特集論文 ―戦時・戦後改革期の社会事業―

敗戦とドイツの社会事業―「ゼロの時代」の連続性・非連続性をめぐって―
・・・岡田英己子

占領期の民生委員と地方軍政部―無差別平等の名誉職裁量体制の運命―
・・・菅沼 隆

旧植民地・占領地における社会事業の展開(1)―全体像と構造的把握をめぐって―
・・・永岡 正己

投稿論文

日本の盲人の近代的再編成とその特質―1911年内務省「盲者人員及生活状態調査表」を手掛かりとして―
・・・加藤 康昭

第23号(1995年10月) 3,000円

巻頭言

公私関係研究の意義と課題
・・・右田  紀久恵

特集論文 ―社会福祉における公私関係の歴史―

シーボーム改革後のイギリスの公私関係
・・・木戸 利秋

アメリカ社会福祉における公民関係の展開とその教訓 ―19世紀の末から20世紀の初頭を素材として―
・・・古川 孝順

フランスにおけるアンシャン・レジーム期の私的慈善と公的救済
・・・林 信明

わが国の公私関係の沿革と問題点
・・・星野 信也

特別報告

柳田国男と現代
・・・川田 稔

史料解題

昭和3~4年段階の救護法立案過程の史料―社会局保護課「公救護法摘要」および各種の「救護法案」―
・・・寺脇 隆夫

第22号(1994年10月) 3,000円

巻頭言

障害者福祉の歴史の意味
・・・一番ケ瀬 康子

特別報告

大塩平八郎論 ―蜂起に隠されていた新事実について―
・・・青木 美智男

特集論文 障害者福祉史

アメリカ聾唖史にみる障害児観 ―手話と口話をめぐって―
・・・上野 益雄

スウェーデンにおけるノーマライゼーション理論の法的具体化と課題 ―知的しょうがい者旧・新援護法及び新法を手がかりに―
・・・河東田 博

障害をもつアメリカ人法(ADA)の歴史と現状 ―障害者の機会平等法制のめざすもの―
・・・定藤 丈弘

研究論文

1920年代初頭における内務官僚の社会事業論研究のための覚書(2) ―〈田子一民・社会事業論〉研究ノート―
・・・笛木 俊一

自由投稿

埼玉県における明治初期の貧民問題と貧民救助
・・・山田 明

第21号(1993年9月) 3,000円

巻頭言

人物史研究の課題
・・・長谷川 匡俊

特別報告

石井亮一・筆子夫妻の生涯と思想 ―「いと小さき者」として「いと小さき者」と共に「いと小さき者」の為に―
・・・河尾 豊司

研究史

戦後わが国における貧困研究―とくに高度経済成長期を中心に―
・・・岩田 正美

特集論文 社会事業成立期の人物像

J.アダムスと日本  ―先行研究の検討と来日(1923.6.14-8.28)の足跡をめぐって
・・・木原 活信

1930、1940年代のA.ザロモンの社会事業活動 ―流浪の民として―
・・・岡田 英己子

渡辺海旭の社会事業思想と実践
・・・安藤 和彦

福田徳三における公共救済論
・・・池田 敬正

1920年代初頭における内務官僚の社会事業論研究のための覚書(1) ―〈田子一民・社会事業論〉研究ノート―
・・・笛木 俊一

史料紹介

大阪養老院収容人名簿
・・・園山 敦子・池田 敬正

第20号(1992年10月) 3,000円

巻頭言

回顧20年
・・・吉田 久一

論文

仏教と福祉ボランタリズム
・・・吉田 久一

戦後日本におけるイギリス救貧法研究(3)
・・・高島 進

日本における公共救済の源流 ―町方施行と町会所救済―
・・・池田 敬正

韓半島に於ける古代王者の機能と救済(福祉)との関係
・・・洪 金子

報告

スウェーデン社会における介護福祉史に関する一考察 ―ホームヘルプサービスに限定して―
・・・-番ケ瀬 康子

自由投稿

民衆自身による救貧思想について
・・・三谷 謙一

第19号(1991年10月) 3,000円

巻頭言

社会福祉と教育
・・・吉田 久一

特集 児童福祉施設史の研究

昭和前半期保育施設史研究の一視点
・・・宍戸 健夫

東京孤児院の歴史
・・・丹野 喜久子

家庭学校創設期における支援者群の性格と役割 ―『寄付者名簿』の分析を通して―
・・・土井 洋一

20世紀初頭アメリカ合衆国における公立学校センター論と特殊学級の確立
・・・中村 満紀男

フランス革命下の救貧資料 ―授産事業を中心として―
・・・林 信明

発掘資料

遺稿 平安朝に於ける仏教社会事業(五)
・・・谷山 惠林・(解説)吉田 久一

自由投稿

わが国における治療教育学説史の動向 ―杉田直樹の資料文献の整理を通して―
・・・小川 英彦

第18号(1990年10月) 3,000円

巻頭言

戦後社会事業について
・・・重田 信一

特集 戦後社会事業

日本における戦後社会事業について ―占領期、地方軍政(民事)部の福祉活動に関するGHQ/SCAP記録文書にみる―
・・・田中 壽

戦後フランスの社会福祉事業
・・・松村 祥子

戦後アメリカの社会保障
・・・星野 信也

報告

スウェーデンにおける戦後の高齢者福祉の展開について
・・・外山 義

発掘資料

遺稿 平安朝に於ける仏教社会事業(四)
・・・谷山 惠林・(解説)吉田 久一

自由投稿

福島保嬰学校史の研究 ―研究の視点と同校の概要―
・・・菊池 義昭

第17号(1989年11月) 3,000円

巻頭言

障害者福祉史について ―障害者教育史からの接近―
・・・加藤 康昭

特集 障害者福祉史

明治初期恤救体制出発期の障害福祉 ―救助ケースの検討を中心に―
・・・山田 明

ロンドンC.O.S.の活動と障害者福祉 ―障害児・者に関する3つの特別委員会報告書を中心として―
・・・山口 洋史

日米の精神薄弱者福祉史研究に関する比較研究
・・・津曲 裕次

セガン研究ノート(1) ―石井亮一とセガン思想―
・・・松矢 勝宏

報告

日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会(PSW協会)25年の歩み ―歩みに加わった一員の目をとおして―
・・・坪上 宏

発掘資料

遺稿 平安朝に於ける仏教社会事業(三)

・・・谷山 惠林・(解説)吉田 久一

第16号(1988年10月) 3,000円

巻頭言

“方法”としての歴史 ―比較ということ―
・・・小倉 襄二

特集 社会事業(福祉)理論史

ドイツ社会事業理論の文献史的研究 ―A.Salomonの社会事業理論を中心として―
・・・岡田 英己子

メリー・リッチモンドの思想と生涯 ―近代社会事業の開拓者が綴る試煉の途―
・・・小松 源助

二宮尊徳の実践的福祉思想
・・・吉田 久一

戦後日本における社会福祉理論の展開 ―「政策論」を中心に―
・・・宮田 和明

報告

1970年以降の社会福祉政策の展開
・・・仲村 優一

発掘資料

遺稿 平安朝に於ける仏教社会事業(二)

・・・谷山 惠林・(解説)吉田 久一

史料紹介「感恩講慣例義解」
・・・池田 敬正

第15号(1987年10月) 3,000円

巻頭言

比較史研究の意義と方法
・・・一番ケ瀬 康子

研究史

戦後日本におけるイギリス救貧法研究(2)
・・・高島 進

特集 比較救済制度史

日本福祉思想の発生と古代律令救済制度(1)
・・・吉田 久一

明治国家における救貧行政の特質
・・・池田 敬正

占領期対日福祉政策と緊急連邦救済法
・・・古川 孝順

イギリス1834年救貧法 ―“right to relief”を中心として―
・・・大沢 真理

発掘資料

遺稿 平安朝に於ける仏教社会事業(一)
・・・谷山 恵林・(解説)吉田 久一
遺稿 『イギリス近代社会事業の形成過程―ロンドン慈善組織協会の活動を中心として―』を補う
・・・高野 史郎・(解説)吉田 久一