社会事業史学会部文献賞審査委員会細則

第1条(設置)

社会事業史文献賞規程第4条に基づき社会事業史文献賞審査委員会(以下「委員会」)を置く。

第2条(任務)

委員会は、社会事業史文献賞規程1条の目的遂行のために、同規程第2条の文献の審査を行う。

第3条(構成)

委員会は、次の委員で構成する。
2.会長が指名する担当理事
3.理事会が指名する委員、数名
4.委員長は委員の互選に基づき選出し、理事会の議を経て、会長が委嘱する。

第4条(任期)

委員長の任期は3年とする。
2.委員の任期は3年とする。
3.ただし、再任は妨げない。

第5条(細則の変更)

本細則を変更するときは、理事会の議決を経なければならない。

付則

1.本細則は、2022年5月14日より発効する。ただし、本細則第4条第1項は、2024年5月の総会より施行する。現在の委員長及び委員の任期は2024年5月の総会前日までとする。

『社会事業史研究』第47号が発刊されました。

>学会誌掲載論文


巻頭言  (金子光一)
【投稿論文】
市立神都訓盲院(1919-1948)の各種学校としての教育的・社会事業的意義 (岡典子・中村満紀男)
福田会育児院の里親委託制度における里子取扱委員の役割と機能(菅田理一)
東京都・知的障害者の都外施設の歴史的経緯の概観―美濃部・鈴木都政下の都外施設政策転換過程を通して (尾形珠代)
【史資料紹介】
関東大震災と社会事業団体・施設―被災状況と震災直後の活動/社会局調査の内容―(寺脇隆夫)
【書評】
川上裕子著『日本における保健婦授業の成立と展開―戦前・戦後気を中心に―』(風間書房2013)
【連載・私の研究史】
私の研究史―地域福祉を問いながら― (田端光美)
【連載・アーカイブ紹介】
京都府立盲学校資料室 (岸博実・野口武悟)
追悼 小倉譲二先生 (今井小の実・加藤博史・永岡正己・室田保夫)
故・吉田すみ様のご逝去と社会事業史学会へのご遺贈について (会長 永岡正己)
学会事務局報告(2014年度下半期) (事務局 西崎緑)
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「第6回吉田久一研究奨励賞」

刊行費助成 該当者なし
研究費助成 石川衣紀会員「日本特別支援研究史研究―戦前の東京・大阪の特別教育システムの比較を中心に―」、
松岡是伸会員「北海道社会福祉主事協会における成立・変容過程とその活動実態に関する研究」、
横山尊会員「近代日本における禁酒運動の展開の解明と社会事業史への位置づけ―日本国民禁酒同盟を中心にー」
の3名に授与されました。

第27号(1999年10月) 3,000円

巻頭言

20世紀末の社会福祉
・・・一番ケ瀬 康子

特集論文 ―20世紀末の社会福祉―

20世紀末の社会福祉―イギリス―
・・・木戸 利秋

20世紀末のドイツ社会福祉思想の新潮流―-新しい社会(福祉)運動との関連―
・・・岡田 英己子

20世紀末アメリカのソーシャルワーク
・・・窪田 暁子

日本の20世紀末の社会福祉―社会福祉政策からの視点にみる到達点とその内在的課題をめぐり―
・・・佐藤 進

20世紀終末期の社会福祉―社会福祉問題と思想を中心に―
・・・吉田 久一

投稿論文

児童福祉政策の萌芽期とその行方―『婦女新聞』の母子扶助法制定促進運動と内務省の児童保護政策という二つのフィルターを通して―
・・・今井 小の実

戦時下における松島正儀
・・・杉山 博昭

第26号(1998年10月) 3,000円

巻頭言

児童福祉史研究に想う
・・・一番ケ瀬 康子

特集論文 ―児童福祉の歴史―

明治後半期の児童問題と児童施設―上毛孤児院を事例として―
・・・宇都 栄子

児童福祉施設史研究の視点と方法―先行研究の分類・整理をもとに―
・・・土井 洋一

戦前児童保護行政における「児童保護事業に関する体系」の位置―社会事業調査会答申の準備関係文書の紹介と検討を通して―
・・・寺脇 隆夫

占領下沖縄の児童問題と児童福祉法成立過程
・・・丹野 喜久子

戦後児童福祉法における保育所について―とくに60年代から70年代にかけての保育所の思想をめぐって―
・・・宍戸 健夫

投稿論文

愛知県における知的障害問題の成立に関する研究
・・・小川 英彦

研究ノート

大正期の岡山孤児院の財政の特色と実績―石井十次の死以後の財政と実践の関係―
・・・菊池 義昭

第25号(1997年10月) 3,000円

巻頭言

災害と社会福祉
・・・一番ケ瀬 康子

特集論文

東北三県凶作と罹災者救済活動の内容と構造―罹災者救済活動の歴史的役割と影響を中心に―
・・・菊池 義昭

関東大震災と同潤会の住宅再建について
・・・小川 信子

昭和恐慌期における東北凶作と社会事業
・・・大友 信勝

伊勢湾台風災害と社会福祉
・・・高島 進

阪神大震災と社会福祉
・・・秋山 智久

研究論文

旧植民地・占領地における社会事業の展開(2)―公私と実践の位置をめぐって―
・・・永岡 正己

第24号(1996年12月) 3,000円

巻頭言

厚生事業論をめぐって
・・・池田 敬正

特別報告

私の体験から見た戦後社会福祉改革
・・・仲村 優一

特集論文 ―戦時・戦後改革期の社会事業―

敗戦とドイツの社会事業―「ゼロの時代」の連続性・非連続性をめぐって―
・・・岡田英己子

占領期の民生委員と地方軍政部―無差別平等の名誉職裁量体制の運命―
・・・菅沼 隆

旧植民地・占領地における社会事業の展開(1)―全体像と構造的把握をめぐって―
・・・永岡 正己

投稿論文

日本の盲人の近代的再編成とその特質―1911年内務省「盲者人員及生活状態調査表」を手掛かりとして―
・・・加藤 康昭

第23号(1995年10月) 3,000円

巻頭言

公私関係研究の意義と課題
・・・右田  紀久恵

特集論文 ―社会福祉における公私関係の歴史―

シーボーム改革後のイギリスの公私関係
・・・木戸 利秋

アメリカ社会福祉における公民関係の展開とその教訓 ―19世紀の末から20世紀の初頭を素材として―
・・・古川 孝順

フランスにおけるアンシャン・レジーム期の私的慈善と公的救済
・・・林 信明

わが国の公私関係の沿革と問題点
・・・星野 信也

特別報告

柳田国男と現代
・・・川田 稔

史料解題

昭和3~4年段階の救護法立案過程の史料―社会局保護課「公救護法摘要」および各種の「救護法案」―
・・・寺脇 隆夫

第22号(1994年10月) 3,000円

巻頭言

障害者福祉の歴史の意味
・・・一番ケ瀬 康子

特別報告

大塩平八郎論 ―蜂起に隠されていた新事実について―
・・・青木 美智男

特集論文 障害者福祉史

アメリカ聾唖史にみる障害児観 ―手話と口話をめぐって―
・・・上野 益雄

スウェーデンにおけるノーマライゼーション理論の法的具体化と課題 ―知的しょうがい者旧・新援護法及び新法を手がかりに―
・・・河東田 博

障害をもつアメリカ人法(ADA)の歴史と現状 ―障害者の機会平等法制のめざすもの―
・・・定藤 丈弘

研究論文

1920年代初頭における内務官僚の社会事業論研究のための覚書(2) ―〈田子一民・社会事業論〉研究ノート―
・・・笛木 俊一

自由投稿

埼玉県における明治初期の貧民問題と貧民救助
・・・山田 明