第31号(2003年12月) 3,000円

巻頭言

社会事業史研究視点の新たな出発点は
・・・佐藤 進

特集論文 ―旧植民地時代の社会事業史―

植民地の障害者問題が社会福祉学に問いかけてやまぬもの―日本近現代障害者問題史研究の反省を通して―
・・・清水 寛
台湾における「社会事業」の展開―植民地体制下における救貧法制度の成立に関する一考察(1895-1910)―
・・・大友 昌子
植民地韓国における「社会事業」の成立と展開
・・・朴 貞蘭
「満州国」社会事業の展開―衛生医療事業を中心に―
・・・沈 潔

投稿論文

ジョン・デューイとシカゴのソーシャル・セツルメント―デューイ実験学校とJ.アダムズのハル・ハウスの実践的交差―
・・・千賀 愛・髙橋 智
古代ユダヤ教における貧困者救済制度について―タルムード・ペアー篇を中心として―
・・・田中利光

史料紹介

「社会事業法」期の神戸養老院―史料からの論考・分析―
・・・井村 圭壯

インタビュー

大先輩からの助言(第三回)小川政亮先生(その二)
・・・聞き手:高島 進・井上 英夫・大山 博・山本 忠