第21号(1993年9月) 3,000円

巻頭言

人物史研究の課題
・・・長谷川 匡俊

特別報告

石井亮一・筆子夫妻の生涯と思想 ―「いと小さき者」として「いと小さき者」と共に「いと小さき者」の為に―
・・・河尾 豊司

研究史

戦後わが国における貧困研究―とくに高度経済成長期を中心に―
・・・岩田 正美

特集論文 社会事業成立期の人物像

J.アダムスと日本  ―先行研究の検討と来日(1923.6.14-8.28)の足跡をめぐって
・・・木原 活信

1930、1940年代のA.ザロモンの社会事業活動 ―流浪の民として―
・・・岡田 英己子

渡辺海旭の社会事業思想と実践
・・・安藤 和彦

福田徳三における公共救済論
・・・池田 敬正

1920年代初頭における内務官僚の社会事業論研究のための覚書(1) ―〈田子一民・社会事業論〉研究ノート―
・・・笛木 俊一

史料紹介

大阪養老院収容人名簿
・・・園山 敦子・池田 敬正

第20号(1992年10月) 3,000円

巻頭言

回顧20年
・・・吉田 久一

論文

仏教と福祉ボランタリズム
・・・吉田 久一

戦後日本におけるイギリス救貧法研究(3)
・・・高島 進

日本における公共救済の源流 ―町方施行と町会所救済―
・・・池田 敬正

韓半島に於ける古代王者の機能と救済(福祉)との関係
・・・洪 金子

報告

スウェーデン社会における介護福祉史に関する一考察 ―ホームヘルプサービスに限定して―
・・・-番ケ瀬 康子

自由投稿

民衆自身による救貧思想について
・・・三谷 謙一

第19号(1991年10月) 3,000円

巻頭言

社会福祉と教育
・・・吉田 久一

特集 児童福祉施設史の研究

昭和前半期保育施設史研究の一視点
・・・宍戸 健夫

東京孤児院の歴史
・・・丹野 喜久子

家庭学校創設期における支援者群の性格と役割 ―『寄付者名簿』の分析を通して―
・・・土井 洋一

20世紀初頭アメリカ合衆国における公立学校センター論と特殊学級の確立
・・・中村 満紀男

フランス革命下の救貧資料 ―授産事業を中心として―
・・・林 信明

発掘資料

遺稿 平安朝に於ける仏教社会事業(五)
・・・谷山 惠林・(解説)吉田 久一

自由投稿

わが国における治療教育学説史の動向 ―杉田直樹の資料文献の整理を通して―
・・・小川 英彦

第18号(1990年10月) 3,000円

巻頭言

戦後社会事業について
・・・重田 信一

特集 戦後社会事業

日本における戦後社会事業について ―占領期、地方軍政(民事)部の福祉活動に関するGHQ/SCAP記録文書にみる―
・・・田中 壽

戦後フランスの社会福祉事業
・・・松村 祥子

戦後アメリカの社会保障
・・・星野 信也

報告

スウェーデンにおける戦後の高齢者福祉の展開について
・・・外山 義

発掘資料

遺稿 平安朝に於ける仏教社会事業(四)
・・・谷山 惠林・(解説)吉田 久一

自由投稿

福島保嬰学校史の研究 ―研究の視点と同校の概要―
・・・菊池 義昭

第17号(1989年11月) 3,000円

巻頭言

障害者福祉史について ―障害者教育史からの接近―
・・・加藤 康昭

特集 障害者福祉史

明治初期恤救体制出発期の障害福祉 ―救助ケースの検討を中心に―
・・・山田 明

ロンドンC.O.S.の活動と障害者福祉 ―障害児・者に関する3つの特別委員会報告書を中心として―
・・・山口 洋史

日米の精神薄弱者福祉史研究に関する比較研究
・・・津曲 裕次

セガン研究ノート(1) ―石井亮一とセガン思想―
・・・松矢 勝宏

報告

日本精神医学ソーシャル・ワーカー協会(PSW協会)25年の歩み ―歩みに加わった一員の目をとおして―
・・・坪上 宏

発掘資料

遺稿 平安朝に於ける仏教社会事業(三)

・・・谷山 惠林・(解説)吉田 久一

第16号(1988年10月) 3,000円

巻頭言

“方法”としての歴史 ―比較ということ―
・・・小倉 襄二

特集 社会事業(福祉)理論史

ドイツ社会事業理論の文献史的研究 ―A.Salomonの社会事業理論を中心として―
・・・岡田 英己子

メリー・リッチモンドの思想と生涯 ―近代社会事業の開拓者が綴る試煉の途―
・・・小松 源助

二宮尊徳の実践的福祉思想
・・・吉田 久一

戦後日本における社会福祉理論の展開 ―「政策論」を中心に―
・・・宮田 和明

報告

1970年以降の社会福祉政策の展開
・・・仲村 優一

発掘資料

遺稿 平安朝に於ける仏教社会事業(二)

・・・谷山 惠林・(解説)吉田 久一

史料紹介「感恩講慣例義解」
・・・池田 敬正

第15号(1987年10月) 3,000円

巻頭言

比較史研究の意義と方法
・・・一番ケ瀬 康子

研究史

戦後日本におけるイギリス救貧法研究(2)
・・・高島 進

特集 比較救済制度史

日本福祉思想の発生と古代律令救済制度(1)
・・・吉田 久一

明治国家における救貧行政の特質
・・・池田 敬正

占領期対日福祉政策と緊急連邦救済法
・・・古川 孝順

イギリス1834年救貧法 ―“right to relief”を中心として―
・・・大沢 真理

発掘資料

遺稿 平安朝に於ける仏教社会事業(一)
・・・谷山 恵林・(解説)吉田 久一
遺稿 『イギリス近代社会事業の形成過程―ロンドン慈善組織協会の活動を中心として―』を補う
・・・高野 史郎・(解説)吉田 久一

第14号(1986年11月) 3,000円

巻頭言

老人福祉史について
・・・吉田 久一

研究史

戦前期養老事業文献にみる養老院に関する処遇と処遇観
・・・小笠原 祐次

特集 老人福祉の歴史

大阪養老院の設立について
・・・山本 啓太郎

老人福祉法の制定過程
・・・橋本 宏子

スウェーデン老人ホーム史素描 ―試論として―
・・・一番ケ瀬 康子

イギリス老人福祉におけるホームヘルプ
・・・田端 光美

自由投稿

長谷川良信と社会事業教育
・・・川瀬 善美

戦前福島市の公的救済財政の実態史的研究
・・・菊池 義昭

第13号(1985年9月) 3,000円

巻頭言

感化救済事業をめぐって
・・・池田 敬正

研究史

フランスの社会保障制度と相互扶助組合 ―19世紀初頭のストラスブールにおける相互扶助組合―
・・・松村 祥子
Service socialの歴史的推移に関する文献研究
・・・高倉 節子

特集 感化救済事業と地方改良

明治期における貧困認識の発生と転回 ―「貧民踏査」の記述を中心として―
・・・中川 清

明治期における報徳運動について ―その脈絡を中心として―
・・・高林 孝志

発掘資料

三浦梅園著『慈悲無盡興行旨趣並約束』・『丙午封事』・『価原』、附三枝博音著「『言語』の著者に対して語る」(『三浦梅園の哲学』収)
・・・吉田 久一

文献研究

キリシタン時代における社会事業文献研究序論
・・・矢島 浩

自由投稿

『社会事業史料集成』の収録史資料について ―『集成』の編纂作業にたずさわって―
・・・寺脇 隆夫

第12号(1984年10月) 3,000円

巻頭言

人物史について
・・・吉田 久一

特集 留岡幸助研究

家庭学校史に見る留岡幸助の実践内容 ―社名淵分光創設期の場合を中心に―
・・・土井 洋一

留岡幸助と『基督教新聞』
・・・室田 保夫

研究史

B.S.Rowntreeの“Human Needs”水準概念の検討
・・・六波羅 詩朗

発掘資料

留岡幸助発信書簡 ―金原明善とのかかわりを中心として―
・・・高林 孝志

要救護者数調査概要(昭和6年) -後半分-
・・・一番ケ瀬 康子

文献研究

C.O.S.史研究に関する資料文献紹介
・・・高野 史郎・高島 進

自由投稿

増田抱村『児童社会史』について
・・・上 笙一郎