第36号(2009年3月) 3,000円

巻頭言

社会福祉運動の歴史と展望
・・・大友 昌子

記念講演

人権としての社会福祉を推進したもの-自分史とかかわらせて-
・・・児島 美都子

特集論文 ―社会福祉運動の歴史と展望―

地域福祉運動史の国際比較について―日英比較試論:公民関係の視点から―
・・・井岡 勉
社会福祉研究運動の歩みと課題
・・・大友 信勝
1970年代以降の非営利福祉協同組織の動向と課題―イタリアと日本の福祉事業運動を中心に―
・・・鈴木 勉

解題

遺稿 聖徳太子の社会事業 谷山恵林著
・・・谷山 洋三

投稿論文

精神病者監護法案提出に至る要因に関する研究
・・・宇都宮 みのり
古代ユダヤ社会における病者と障害者―宗教規定とそれに基づく処遇の分析―
・・・田中 利光
前世紀転換期ドイツにおける女子社会事業専門教育について―「ベルリン女子社会事業学校」を中心に―
・・・杉原 薫

第26回社会事業史文献賞 受賞者の声

今、あらためて社会福祉の歴史的視点とは―文献賞の受賞を受けて―
・・・田澤 あけみ

インタビュー

大先輩からの助言(第七回)小倉襄二先生
・・・司会:加藤 博史
・・・聞き手:石井 洗二・今井 小の実・永岡 正己・室田 保夫

第35号(2008年3月) 3,000円

巻頭言

障害者福祉史における日本とアメリカ合衆国
・・・松矢 勝宏

特集論文 障害者福祉史における国際比較―日本とアメリカ合衆国―

日本の知的障害教育・福祉先覚者のアメリカ経験 ―石井亮一と滝乃川学園を中心に―
・・・蒲生 俊宏

1880年代ー1910年代アメリカ合衆国における精神薄弱者施設と精神薄弱者の生活の状況 ―内村鑑三・石井亮一・川田貞治郎の訪問期を中心に―
・・・中村 満紀男

日本における盲ろう者福祉の歴史
・・・愼 英弘

ヘレン・ケラーとその時代 ―20世紀前半アメリカ合衆国における盲ろう者の生活実態と教育・福祉の展開―
・・・岡 典子

投稿論文

私史料の公開に付随する特殊な問題 ―岩下壮一日記を例として―
・・・輪倉 一広

樺戸集治監教誨師時代の原胤昭
・・・片岡 優子

第25回社会事業史文献賞受賞者の声

社会事業史文献賞受賞に寄せて
・・・菅沼 隆

インタビュー

先輩からの助言(第六回)佐藤 進先生
・・・司会:引馬 知子
・・・聞き手:河野 正輝・杉野 緑・元村 智明

第34号(2007年3月) 3,000円

巻頭言

日本社会福祉の戦前と戦後
・・・永岡 正己

特集論文 日本社会福祉の戦前と戦後

近現代日本の社会福祉「対象」の時期区分 ―生活変動と貧困を手掛かりに―
・・・中川 清

現代社会の成立と日本社会福祉の時期区分
・・・池田 敬正

社会福祉方法論の時期区分 ―ポストモダンの視点を加味した場合―
・・・木原 活信

<大会に参加して ー史資料保存について―>
・・・林 信明

<吉田久一先生のご逝去を悼む>
・・・高島 進・一番ヶ瀬 康子・小倉 襄二・右田 紀久恵・小川 政亮・長谷川 匡俊・宇都 榮子・岡田 英己子・永岡 正己

インタビュー

大先輩からの助言(第五回)五味百合子先生
・・・聞き手:林 千代・右田 紀久恵・今井 小の実

<社会福祉専門教育における歴史教育の課題>
・・・社会事業史学会社会福祉歴史教育に関する小委員会

第33号(2005年10月) 3,000円

巻頭言

史・資料の保存と利用問題
・・・池田 敬正

特集論文 史・資料の保存と利用問題―社会福祉史研究における現状と課題―

<資料>社会福祉史研究における「史資料問題」の現状と課題

地域社会福祉史研究、岡山孤児院史研究における史資料の役割―体験的史資料論として―
・・・菊池 義昭
障害者学校・障害者施設関連史資料の収集と課題―アメリカ合衆国を中心に―
・・・中村 満紀男
社会福祉施設所蔵資料の保存と利用―公文書館との関わりにおいて―
・・・二井 仁美

投稿論文

築地・銀座における原胤昭の活動
・・・片岡 優子
ワークハウスにおける死―高齢者虐待に関する一視点―
・・・晝間 文子
戦前の保育科学・国民保育論と戦後障害児保育の課題―戦後の愛育研究所「特別保育室」の実践を中心に―
・・・河合 隆平・髙橋 智

第24回社会事業史文献賞 受賞者の声

新たなセガン研究の礎石として『セガン 知的障害教育・福祉の源流―研究と大学教育の実践―』全4巻
・・・清水 寛
社会事業史文献賞を受賞して『昭和戦中期の保育問題研究会―保育者と研究者の共同の奇跡 1936~1943』
・・・松本 園子

インタビュー

大先輩からの助言(第四回)吉田久一先生(その二)
・・・司会:宇都 榮子
・・・聞き手:岡田 英己子・佐々木 恒夫・永岡 正己・長谷川 匡俊・平戸 ルリ子

第32号(2005年2月) 3,000円

巻頭言

社会福祉学における歴史研究の役割
・・・高島 進

特集論文  ―社会福祉学における歴史研究の役割―

社会福祉学(研究・教育)における歴史研究の役割と課題
・・・一番ケ瀬 康子
社会福祉研究における理論と歴史の交錯
・・・古川 孝順
社会福祉研究における歴史分析の位置
・・・池田 敬正
実践史の位置と役割―施設・団体史の先行研究を通して―
・・・土井 洋一

投稿論文

社会事業成立期における担い手拡大の論理―小河滋次郎の社会事業理論を中心に―
・・・中塩 夕幾

インタビュー

大先輩からの助言(第四回)吉田久一先生(その一)
・・・司会:宇都 榮子
・・・聞き手:岡田 英己子・佐々木 恒夫・永岡 正己・長谷川 匡俊・平戸ルリ子

調査報告

社会福祉専門教育における歴史関係科目の現状
・・・社会事業史学会第6回大会実行委員会

第31号(2003年12月) 3,000円

巻頭言

社会事業史研究視点の新たな出発点は
・・・佐藤 進

特集論文 ―旧植民地時代の社会事業史―

植民地の障害者問題が社会福祉学に問いかけてやまぬもの―日本近現代障害者問題史研究の反省を通して―
・・・清水 寛
台湾における「社会事業」の展開―植民地体制下における救貧法制度の成立に関する一考察(1895-1910)―
・・・大友 昌子
植民地韓国における「社会事業」の成立と展開
・・・朴 貞蘭
「満州国」社会事業の展開―衛生医療事業を中心に―
・・・沈 潔

投稿論文

ジョン・デューイとシカゴのソーシャル・セツルメント―デューイ実験学校とJ.アダムズのハル・ハウスの実践的交差―
・・・千賀 愛・髙橋 智
古代ユダヤ教における貧困者救済制度について―タルムード・ペアー篇を中心として―
・・・田中利光

史料紹介

「社会事業法」期の神戸養老院―史料からの論考・分析―
・・・井村 圭壯

インタビュー

大先輩からの助言(第三回)小川政亮先生(その二)
・・・聞き手:高島 進・井上 英夫・大山 博・山本 忠

第30号(2002年10月) 3,000円

巻頭言

公的扶助の日本的形成とは
・・・池田 敬正

特集論文 ―公的扶助の日本的形成―

おおやけ(公)の救済と公的扶助―現代社会への構造変化と国家の役割をめぐる論議―
・・・池本 美和子
救護法制定過程の研究/立法構想と法律案方針をめぐって―小島幸治「救貧立法構想文書」と社会局「公救護法案摘要」の検討―
・・・寺脇 隆夫
被占領期の生活保護運動―日本患者同盟の組織と運動思想を中心に―
・・・菅沼 隆
生活保護制度の展開と変容
・・・岡部 卓

投稿論文

解放民局―連邦政府初の直接救済―
・・・西﨑 緑

インタビュー

大先輩からの助言(第三回)小川政亮先生(その一)
・・・聞き手:高島 進・井上 英夫・大山 博・笛木 俊一・矢嶋 里絵・山本 忠

第29号(2001年10月) 3,000円

巻頭言

宗教活動と社会事業の成立
・・・一番ヶ瀬 康子

特集論文 ―宗教活動と社会事業の成立―

宗教と社会事業を媒介するもの―キリスト教徒による娼妓廃業支援事業を手がかりとして―
・・・森岡 清美
海辺海旭の社会福祉論
・・・池田 敬正
仏教者・長谷川良信の社会事業―その思想と寺院社会事業論―
・・・長谷川匡俊
山室軍平と救世軍―その事業と思想―
・・・室田 保夫
留岡幸助における社会事業の成立―キリスト教理解と家庭学校の成立―
・・・田中 和男

投稿論文

日本における「慈悲」的福祉思想の展開―仏教的「平等」と福祉―
・・・吉田 久一
古代キリスト教慈善におけるヘレニズム的ユダヤ教の影響について―「施し(エレエモスネー)」の用語の伝播を中心として―
・・・田中 利光

インタビュー

大先輩からの助言(第二回)重田信一先生
・・・聞き手:高島 進・永田 幹夫・遠藤 興一・西﨑 緑・池本美和子