第55号(2019年3月) 3,000円

【巻頭言】
社会福祉に関する歴史研究の使命 加藤 博史 (6)

【投稿論文】
1922 年少年法・矯正院法下の少年矯正実務における少年保護観
―1930 年代初頭までの少年院を対象として― 竹原 幸太 (9)
1891(明治24)年濃尾震災における罹災盲人救済活動と岐阜聖公会訓盲院の設立
―森巻耳とA. F. チャペルの取り組みを中心に― 能田 昴   髙橋 智 (23)

【委員会報告】
韓国社会福祉歴史学会第2 回秋季学術大会参加報告 西﨑 緑 (38)
冷戦期のアメリカにおけるソーシャルワ-ク 西﨑 緑 (41)
ハンセン病史研究の動向・視座と検討課題
―ハンセン病宗教福祉思想史研究も含めて― 輪倉 一広 (53)
社会事業史学会における若手研究者支援のための取組み 宇都宮 みのり (65)

【書評】
矢上克己編著 『続 新潟県社会福祉史の基礎的研究』 松本 郁代 (76)

【文献紹介】
河合隆平著『発達保障の道-歴史をつなぐ、社会をつくる』 加藤 博史 (81)
山口幸照著 『真言宗社会福祉の思想と歴史』 宮城 洋一郎 (82)

『社会事業史研究』投稿規程・執筆要項・倫理指針 (83)
社会事業史学会 事務局報告(2018 年度下半期) (88)

『社会事業史学会 国際交流の記録』が発行されました。

第一部 社会事業史学会 国際交流プレシンポジウム
「東アジア諸国における災害福祉の歴史」
日時 2017年11月18日(土)13時30分~16時30分
場所 日本女子大学目白キャンパス百年館104教室

「東アジア諸国における災害福祉の歴史」プレシンポジウムに向けて
社会事業史学会会長    大友 昌子  2
近代潮州地区の自然災害と民間慈善(1840-1949年)
湖南師範大学教授 周 秋光 (中文3 日文6)
東アジア諸国における災害福祉の歴史―韓国の災害救護福祉を中心に―
韓国社会福祉歴史学会会長 金 範洙  17
日本の災害福祉の歴史とその役割に関する一提案
東日本国際大学教授    菊池 義昭 29

第二部 韓国社会福祉歴史学会第1回秋季学術大会
日時 2017年10月28日(土)
場所 ソウル大学社会科学学術院
招待講演
近年日本における社会福祉史研究の動向と研究方法
社会事業史学会会長    大友 昌子 40
コメント
大友昌子社会事業史学会会長の講演を受けて
日本福祉大学名誉教授   永岡 正己 47

第三部 その他の講演
招待講演 テーマ「韓・日 社会福祉歴史の学術研究」
日時:2017年10月29日(日) 場所:三育大学大学院
日本の草創期における社会事業施設設立の先駆者と研究者
社会事業史学会会長    大友 昌子  50

特別講義  日時:2017年10月26日(木) 場所:国立全北大学校大学院
社会事業史学会の歩みにみる日本の社会福祉史研究の動向
日本福祉大学名誉教授   永岡 正己 58

社会事業史学会第47回大会のご案内(第1報)を発送いたしました。

2019年5 月11 日(土)~12日(日)に、北星学園大学において社会事業史学会第47回大会が開催されます。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

[>第47回大会案内(第1報)はこちら]
https://www.dropbox.com/s/wjtkcv9u8iz3u62/第47回大会 第1報 .pdf?dl=0)

[>第47回大会参加申込票はこちら]

[>第47回大会研究発表申込票はこちら]

[>若手研究者研究交流会について]

社会事業史学会第47回大会のご案内(第1報)を発送いたしました。

2019年5 月11 日(土)~12日(日)に北星学園大学において社会事業史学会第47回大会が開催されます。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

>第47回大会案内(第1報)はこちら

>第47回大会参加申込票はこちら

>第47回大会研究発表申込票はこちら

>若手研究者研究交流会について

合同シンポジウム「吉田久一史学の継承と展開」が終了いたしました

日本仏教社会福祉学会、社会事業史学会、日本近代仏教史研究会による合同シンポジウムが11月24日に淑徳大学で開催されました。日本仏教史と社会事業史に大きな足跡を残した吉田先生の研究を振り返り、それぞれの領域の枠を超えて活発な議論がなされました。

韓国社会福祉歴史学会秋季学術大会に参加しました。

昨年に引き続き国際交流の一環として、第2回韓国社会福祉歴史学会秋季学術大会に社会事業史学会から大友会長、西﨑国際交流委員長、輪倉会員、宇都宮会員が参加いたしました。日本側の発表内容については、韓国社会福祉歴史学会の全会員が会場向け通訳を務めて下さいましたが、日本側参加者への通訳は、韓国在住の社会事業史学会会員の咸麗珍会員が行って下さいました。

当日のプログラムは以下の通りです。

 日時:2018年10月27日(土)午前9時30分~午後5時10分
 場所:全北大学校 人文社会館 208号室
 テーマ:ハンセン病の歴史
 自由発表1 郷約と地域社会福祉 (尹南植 仁済大学 博士課程)
 全北大学校人文力量強化事業特講
モンゴル社会福祉の発展  (Tsendsuren Tumee モンゴル国立教育大学)
 自由発表2 冷戦期のアメリカにおけるソーシャルワーク (西﨑 緑 島根大学)
 企画主題1 ハンセン人の歴史的経験と個人的記憶(イ セヨン)
 企画主題2 ハンセン病史研究の動向・視座と検討課題 (輪倉一広 福井県立大学)
 企画主題3 韓国ハンセン人に対しての社会福祉課題(全鍾淑 韓国社会福祉歴史学会)
 総合討論  朴宗三(崇実大名誉教授)、大友昌子(社会事業史学会会長)

輪倉会員と西﨑会員の発表原稿は、韓国社会福祉歴史学会の許可を得ていますので、社会事業史研究第55号に掲載予定です。

第54号(2018年9月) 3,000円

【巻頭言】
第2期社会事業史学会会長就任にあたって
―社会福祉歴史研究の方向性―・・・大友 昌子(6)

【第 46 回大会開催校企画】
国を越えて実践活動を行った人たち~清水照子
―孫の施定宏が語る祖父(施乾)と祖母(清水照子)の功績―・・・施 定 宏 (8)

【特集 近代東アジアにおける社会福祉実践の展開とその特質】
シンポジウムの趣旨とまとめ ・・・西 﨑 緑 (13)
現代中国の社会福祉の構築と発展過程及びその変化の筋道 ・・・周 秋光 文 姚 麗 (15)
永楽保隣院の歴史研究―鎌倉保育園京城支部との関係を中心に―・・・金 範 洙 (35)
帝国日本統治下の「台湾慈恵院」および「台北仁済院」の歴史的研究 ・・・大友 昌子(47)
近代日本と留岡幸助―「文明と福祉」をめぐっての試論・・・室田 保夫(59)
近代東アジアにおける社会福祉実践史研究の眼差し・・・沈 潔 (79)

【投稿論文】
ポーランドの児童保護と孤児救済協会の活動(1921–1928 年)・・・大 澤 亜 里 (83)
1950 年代後半から 1960 年代半ばにおける学生セツルメントの展開
―社会福祉運動の視点から― ・・・岡本 周佳(97)
慈善の近代化形成期におけるソーシャルワーク訓練学校
―School for Jewish Communal Work における宗教性と同化をめぐって―・・・田 中 利 光(113)
遺族援護の思案と新生活運動の展望―長野県庁職員時代の原崎秀司の 17 年 3 ヶ月―・・・中 嶌 洋(127)
日本国民禁酒同盟と農村対策 ―御大典禁酒村から時局匡救、東北救済へ―・・・横 山 尊(141)

No.54 September,2018  (¥3,000+tax)

【Preface】
The President’s Inaugural Address for Her Second Term
– The Direction that Our Society should Move into – ・・・Masako Otomo (6)

【Special Feature】
The Person was Social Worker beyond the Border –Ms. Shieh Chao-Tzu–:
The achievement of Mr.Shih Qian and Ms. Shieh Chao-Tzu were spoken by Mr.Shih Ting-Hung who is grandchild. ・・・Shih Ting-Hung (8)

【Special Feature of This Issue】
Development and the Characteristic of Social Welfare Practice in Modern East Asia
The Aim and Conclusion of this Symposium ・・・ Midori Nishizaki (13)
Building and Developing Social Welfare in the Modern China and Its Transforming Process
・・・Qiuguang Zhou, Yaoli Wen (15)
A Historical Study of Eiraku Settlement House
– Focusing on the Relationship with the Seoul Branch of Kamakura Nursery – ・・・ Bum-Soo Kim (35)
Historical Study about “Taibei, ren-ji-yuan” and the Social Welfare facilities of Taiwan under the Imperial Japanese Government ・・・ Masako Otomo (47)
TOMEOKA Kosuke in modern Japan: An Essay on the Civilization and Welfare ・・・ Yasuo Murota (59)
Comment; Looking at the Researches on the Histories of the Social Welfare Practices in the Modern East Asia ・・・ Jie Shen (79)

【Articles】
Child Protection Policy in Poland and Works done by “Help for Orphans” Society; 1921-28.
・・・Ari Osawa (83)
Development of the Student Settlements during the late 1950s and the mid-1960s
– Examining as a Part of Social Welfare Movement – ・・・Chika Okamoto (97)
A Training Program for the Jewish Social Workers during the Era of Modernizing Charity
– How did the School for Jewish Communal Work Maintain its Religious Tradition while Encouraging Assimilation into the U.S. Society? – ・・・Toshimitsu Tanaka (113)
Hideshi Harasaki’s Thoughts regarding the War Victims’ Relief and the New Life Movement during his 17 and quarter year tenue of the Government Employee of Nagano Prefecture ・・・Hiroshi Nakashima (127)
Contribution of the National Temperance League of Japan in Helping Farm Villages ; Through Shifting its Focus From Founding the Temperance Villages to Helping the Emergency Relief Work in the North-East Region and Other Places ・・・ Takashi Yokoyama (141)