日本学術会議会員候補の任命拒否に対する抗議声明を発表しました。

内閣総理大臣による第25期日本学術会議会員候補の任命拒否に対する抗議声明

 今般、内閣総理大臣が、第25期日本学術会議会員候補の任命を拒否した問題について、断固、抗議の意志を表明します。
内閣総理大臣による日本学術会議会員候補の任命拒否は、日本学術会議を独立機関として規定する「日本学術会議法」の趣旨に反する行為であり、日本国憲法第23条に保障される「学問の自由」を侵害し、敷衍して「言論の自由」および「民主主義」を破壊する行為です。
日本学術会議の協力団体として、社会事業史学会はその創設以来の理念である平和と民主主義の理念に基づき、学問の自主性と自律性を侵害する今回の会員候補任命拒否について遺憾とし、下記2項の実行を内閣総理大臣に求めます。

1.第25期日本学術会議会員候補の任命を拒否した理由を明らかにすること。
2.第25期日本学術会議会員候補をすみやかに会員に任命すること。

以上

2020年10月3日
社会事業史学会会長 大友昌子