社会事業史学会からのお知らせ

◎2016/8/24 研究例会のお知らせ

日本社会福祉学会中部地域ブロック部会が主催し、本学会も後援する研究例会が名古屋で開催されますのでお知らせいたします。

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日本社会福祉学会中部地域ブロック部会2016年度秋季研究例会

テーマ「高島 進先生から何を学び引き継ぐかー社会福祉研究の課題ー」

日時:2016年11月19日(土)  14時~17時
会場:日本福祉大学 名古屋キャンパス北館8階

     
 シンポジスト:大友 昌子氏・木戸 利秋氏・中田 照子氏
 コーディネーター:伊藤 文人氏
 指定討論者:河合 克義氏・喜多 一憲氏

       

>詳しくはこちら


◎2016/8/16 シンポジウム開催のお知らせ

日本仏教社会福祉学会、社会事業史学会、日本近代仏教史研究会共催シンポジウムを下記の通り開催いたします。参加のお申込みは、メール(shakai-g2015@hotmail.com)もしくはFAX(03-3945-7626)にてお願いいたします。申込期間は2016年8月29日(月)~10月31日(月)です。

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シンポジウム 「吉田久一の歴史研究を問う―社会福祉史と近代仏教史の立場から―」

日時:2016年11月12日(土) 13時~17時(懇親会終了18:30)
会場:淑徳大学 淑水記念館2階多目的室

 淑徳大学千葉キャンパス:〒260-8701千葉市中央区大巌寺町200
 長谷川仏教文化研究所・淑徳大学アーカイブズ Tel:043‐265‐9770)

プログラム

12:30 受付開始
【13時開会】 司会・大友昌子氏(中京大学)、宮城洋一郎氏(皇学館大学)
13:00~13:05 開会挨拶 長谷川 匡俊氏(淑徳大学)
13:05~13:20 趣旨説明 大友 昌子氏(中京大学)
13:20~13:45 報告1   永岡 正己氏(日本福祉大学)
13:45~14:10 報告2   林 淳氏(愛知学院大学)
14:10~14:35 報告3  元村 智明氏(金城大学)
14:35~14:50 休憩  
14:50~15:15 報告4   繁田 真爾氏(早稲田大学)
15:15~15:40 報告5   長谷川 匡俊氏(淑徳大学)
15:40~15:45 休憩・質問紙回収  
15:45~16:15 コメント1 大谷 栄一氏(佛教大学)
         コメント2  清水 海隆氏(立正大学)
         コメント3 今井 小の実氏(関西学院大学)
16:15~16:55 全体討論
16:55~17:00 総括・閉会挨拶 宇都 榮子氏(専修大学)
  
17:00~17:30 アーカイブズ見学
17:30~18:30 懇親会(司会・大友 昌子氏)

・アーカイブズの見学は、シンポジウム開催前からできます(11時開館)。
・懇親会は、シンポジウム会場の隣の部屋で行います。意見交換、交流を行いますので、事前申し込みの上、ぜひご参加ください。 

趣旨説明

 この度、仏教社会福祉学会、社会事業史学会および近代仏教史研究会は、共同で「シンポジウム 吉田久一の歴史研究を問う―社会福祉史と近代仏教史の立場から―」を企画いたしました。
このシンポジウムの企画は2015年12月13日に千葉市大巌寺において開催された「吉田久一先生遺著刊行の集い」、すなわち、2015年10月に吉田久一先生の最後の遺著『社会事業小史: 社会事業思想の成立と挫折』が勁草書房から刊行されたことを記念してもたれた「集い」を契機としています。この年はまた、吉田先生没後10年という記念の年でもありました。
 吉田先生は、周知のように、社会事業史と近代仏教史の2つの領域の研究に生涯を捧げられた特異な研究者でありました。それぞれの領域で金字塔とも言うべき先駆的な業績を打ち出したことによって、2つの領域は学術分野として芽生え、根づくことになりました。このことがもつ意味と可能性を考え、語りあう機会をつくりたいと考えました。
吉田先生の研究期間は、大学に入学された1935年から2005年90歳のご逝去までの70年間におよびます。この期間は、ちょうど第二次世界大戦の戦争体験および敗戦後の民主化と社会福祉が形成、再編される時期に重なります。それは同時に、講座派マルクス主義を中心とした戦後歴史学が、出発し展開していく時期にもあたります。
 このシンポジウムでは、吉田先生の歴史研究に、仏教社会福祉学会、社会事業史学会、近代仏教史研究会の3つの学界の研究者が各々の立場から光をあて、その時代的背景とともに、吉田史学が蒔いた研究の学術的成果を検証しつつ、次の2点を焦点として討論を深めたいと存じます。

1.今日の研究者は、吉田史学とのあいだで、どのような対話が可能であるのか。現代の学問状況に照らして、吉田史学から何を学び、どのように吉田史学を評価し、位置づけたらよいのか。
2.社会福祉史と近代仏教史の研究者のあいだで、どのような対話が可能なのか。人文社会科学のどの領域でも専門化と緻密化が進行し、分野をこえた議論がなかなか難しくなっている状況がある。異分野の研究者との対話が、ますます求められつつある。

吉田史学をめぐる2つのタテとヨコの対話が、現在の人文社会科学が置かれている状況を反省し、今後の学術のありかたを示唆することを期待したい。学術上の領域を越えた、はじめての試みに、多くのみなさまがご参集くださり、議論の輪のなかに参加していただくことをお願いするしだいです。
            (仏教社会福祉学会・社会事業史学会・近代仏教史研究会共催)

参加申込み

以下のメールアドレスあるいはFAX番号で受付致します

メールアドレス:shakai-g2015@hotmail.com
FAX番号:03-3945-7626

受付期間:2016年8月29日(月)~10月31日(月)


◎2016/8/5 事務局よりお知らせ

会員情報管理システム導入に伴い、会員の皆様にIDとパスワードを発送いたしました。
それに伴い、左のバナーの一番下に「会員ログイン」を新設しました。
IDとパスワードが届きましたら、「会員ログイン」から「会員情報管理システムへのログイン」へとお進みください。

こちらからも入れます↓↓ 
>会員情報管理システムへのログイン


◎2016/5/24  謹んでお知らせ申し上げます。

2016年5月24日(火)10時38分、高島 進 名誉会員がご逝去されました。

高島 進 名誉会員の本学会への長年の貢献に感謝するとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。  

                     社会事業史学会会長 大友昌子


◎2016/5/15 諸規程等改正について 

5/15の社会事業史学会総会で承認されました「社会事業史学会編集委員会規程(改正)」、「執筆要項(改正)」、「投稿規程(改正)」、「査読基準(改正)」は以下のとおりです。

>社会事業史学会編集委員会規程(改正)

>執筆要項(改正)

>投稿規程(改正)

>査読基準改正


◎2016/5/15 社会事業史学会第44回大会は無事に終了いたしました。

大会参加者数は97名でした。うち、若手研究者研究交流会出席者24名、懇親会参加者44名でした。
ありがとうございました。


☆大会テーマ 「災害支援における社会福祉実践の歴史的役割」
☆大会開催日 2016年5月14(土)、15日(日)
☆大会会場 石巻専修大学 〒986-0031 宮城県石巻市南境新水戸1番地
☆主催 社会事業史学会、社会事業史学会第44回大会実行委員会
☆共催 石巻専修大学
☆後援 宮城県社会福祉協議会、石巻市社会福祉協議会



◎2016/5/15  名誉会員授与について

寺脇隆夫会員が名誉会員に推挙され、5月15日の総会後、名誉会員記が授与されました。


◎2016/5/15 第34回社会事業史文献賞授与について

第34回社会事業史文献賞として、田中利光『ユダヤ慈善研究』(2014.11 教文館刊)が該当し、5月15日の総会後、第34回社会事業史文献賞が授与されました。


◎2016/5/15 第7回吉田久一研究奨励賞について

以下の2人に授与されました。

刊行費助成・・・倉持史朗(天理大学)  刊行予定図書名『監獄の中の児童問題ー児童福祉前史としての懲治場、感化教育、そして「携帯乳児」―』

研究費助成・・・小泉亜紀(専修大学社会科学研究所・客員研究員) 研究題目「明治~昭和期の児童養護と仏教ー福田会育児院と愛知育児院における組織と実践の比較検討を通してー」


◎2016/3/25 『社会事業史研究』第49号が発刊されました。

目次は左のバナーの「学会誌掲載論文」にあります。>学会誌掲載論文
ご購入希望は学会事務局まで。>学会事務局


◎2016/3/14 「社会事業史学会第44回大会のご案内(第2報)」 が発行されました。

>社会事業史学会第44回大会のご案内(第2報)


◎2016/02/01「故 仲村優一先生を偲び、感謝する集い」に関するお知らせを掲載しました。

 (←すでに終了しています。2016/2/14) 

>過去の情報


◎2016/1/12「社会学系コンソーシアム・日本学術会議 第8回シンポジウム」に関するお知らせを掲載しました。

(←すでに終了しています。2016/1/30)

>過去の情報


◎2015/10/6 「社会事業史学会会員の皆さまの会員情報を正確に把握するためのアンケート」にご協力ください。

(←すでに終了しています。ご協力ありがとうございました。2015/10/31)


◎2015/09/30「社会事業史学会理事会声明」が出されました。

 「日本学術会議幹事会声明『これからの大学のあり方-特に教員養成・人文社会科学系のあり方-に関する議論に寄せて』を支持する」と題する社会事業史学会理事会声明が出されました。左のバナーの「声明」にも掲載しましたのでお知らせいたします。

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日本学術会議幹事会声明「これからの大学のあり方-特に教員養成・人文社会科学系のあり方-に関する議論に寄せて」を支持する

                            
 日本学術会議幹事会は、2015年6月8日の文部科学大臣通知「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」に対し、同年7月23日「これからの大学のあり方-特に教員養成・人文社会科学系のあり方-に関する議論に寄せて」1)と題する声明を行った。本学会理事会はこの日本学術会議幹事会声明を基本的に支持するとともに、ここに意見表明を行うこととした。
 今日、社会福祉学系の大学教育はその多くを私立大学が担っているが、文部科学大臣通知は日本の学問・学術のあり方および大学教育に大きく影響する内容を含むことに鑑み、社会福祉学系の教育・研究にたずさわる責務から、人文社会科学系教育の重要性とその意義をめぐる本学会理事会の見解を公にしたい。

1.人文社会科学系の研究・教育は、人間と社会のあり方を根本的に問う学問・学術として、重要な意義を有し、高等教育のうちに明確に位置づけられなければならない。人文社会科学系の見直しを含む文部科学大臣通知への危機感を表明した日本学術会議幹事会声明を本学会理事会は支持する。

2.社会福祉は、歴史的社会的存在であり、時代社会の構造的変動の過程において、必然性をもって生起する生活上の諸問題を対象として営まれるものである。そのため社会福祉学では、課題を発見・認識し、これを社会構造との関連で問題として理解し、人々の課題をその人の問題として捉え直すところから学びが始まる。そこで求められるのが歴史的思考である。
 また、社会福祉系の大学等において実施されている専門職養成は、バランスのとれた科学的で創造的な学問・学術および思考力によって支えられる。とりわけ、歴史的思考は人と社会を構成する多様な要素やそれらの相互作用を理解し、問題が生成されるメカニズムを認識し、同時にそこに現象する人間の尊厳とはなにかを見定める統合的な視野と方法、そして判断力を提供することができる。
 こうした観点から、人文社会科学系の一領域である歴史系教育が社会福祉系教育の基礎として重要であることをここに表明し、この見解を広く共有していきたい。

注1) www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-kanji-1.pdf参照

              2015年9月30日
                           社会事業史学会理事会


                            

◎2015/08/10 「社会福祉系学会会長共同声明」 が出されました。

「戦後70年目の8月15日によせて」と題する社会福祉系学会会長共同声明が出されました。左のバナーの「声明」にも掲載しましたのでお知らせいたします。

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    「戦後70年目の8月15日によせて」
        
1 戦後70年の節目にあたる本年、自衛隊法、PKO協力法、周辺事態法、船舶検査活動法、特定公共施設利用法、国家安全保障会議設置法、武力攻撃事態法、米軍行動関連措置法、海上輸送規制法、捕虜取扱い法の10の法律改正をその内容とする「平和安全法制整備法案」および新たな「国際平和支援法案」の審議が進められている。これらはすでに昨年の集団的自衛権についての閣議決定に沿ったものであるが、従来の自国防衛から、「存立危機事態」へも対応でき、外国軍の後方支援も可能な「積極的防衛」への経路が、国民の安全や他国からの脅威を理由に広げられつつあるといえる。湾岸戦争時に「カネは出すが血は流さない」と国際社会から非難されたともいわれたが、今回の法案は「血を流す貢献」を可能にする環境を整えるものと考えられよう。だがこうした「積極的貢献」が、ある国をめぐる脅威の抑止力になりえるかどうかは、世界の各地で、今日も続けられてきている戦争の実態から、冷静な判断が必要である。
 これらの法案が現行憲法に反し、法治主義をゆがめることについては、憲法学者を中心とした批判がある。ここでは社会福祉学の立場から次のような危惧を表明したい。1.どのような正義の名の下においても、いったん始められた軍事活動は、それが「後方」支援であろうと、同盟国への支援であろうと、そこに巻き込まれた国々の人びとの命と日常生活を一瞬にして奪い、孤児や傷病・障害者を増やすだけでなく、それらの深い傷跡が、人びとの生活に長い影響を与え、しばしば世代を超えて受け継がれていく実態がある。2.子ども、障害者・病者など「血を流す貢献」ができない人びとが、こうした事態の中で最も弱い立場に追いやられる。また民族や性別、階層の分断や排除が強められ、テロ等の温床にもなる悪循環が作られていく。3.これらから生ずる「犠牲者」への援護施策とそのための財政その他の社会的コストは一時的なものではなく長期に要請されることに特に留意したい。戦後70年経ってなお、戦争犠牲者への援護行政が続けられ、またそれを巡ってアジアの諸国との対立が続いていることがその一端を示している。4.財政再建を理由に社会保障・社会福祉費の削減が続いている今日、もし「積極的貢献」の負担増がこれに優先するようになれば、少子高齢化が深まる日本の社会福祉の未来は、更に暗いものとなろう。

2 他方で、日本社会福祉学会『社会福祉学研究の50年―日本社会福祉学会のあゆみ』(2004)所収の論文「戦後社会福祉の総括」において、著者阿部志郎氏は、戦後社会福祉が「戦時の「万民翼賛体制」のもとでの厚生事業との断絶があり、国家主義の否定の上に、戦後の民主的な社会福祉が到来したと認識しがちである」とし、自らも含めて日本の社会福祉が戦争責任を自覚してこなかったし、「アジアの国々はもちろん、沖縄さえ視野におさめていなかった」ことを深く恥じていると率直に告白されている(p7~8)。その点が、ボランティア運動でさえ「罪責感」を基礎に再出発した戦後ドイツの社会福祉との「決定的相違」だとも強調されている(p8)。私たちは、この阿部氏の告白をあらためて真摯に受け止める必要がある。社会福祉は、一方で一人ひとりの生活に寄り添いながら、同時に「多数の正義」の名の下での支配体制に容易に組み込まれる危険を孕んでいる。このことに社会福祉研究者は常に自覚的でありたい。

3 日本社会福祉関連の各学会は、90年代より国際交流を活発化させ、特に東アジア3カ国ネットワークの実現に向けて努力してきた。また留学生への支援も強化しようとしている。こうした交流の中で、社会福祉の今日的課題の共通性とともに、文化・歴史的背景の違いについての理解も深められている。「戸締まり」に気を配るだけでなく、国を超えた共同研究や実践交流の積み重ねの中で、相互理解を深めていくプロセスをむしろ大事にしたい。残念ながら、最近の政治的「緊張」が、こうした地道な相互理解の努力に水をさすことがある。しかし、回り道のようでも、緊張を回避していく別の回路を模索することが、学会や研究者の役割であり、国際的な社会福祉研究の水準を高める上でも意味があると考える。

 戦後70年目の8月15日を迎えるにあたって、社会福祉研究者・実践者として私たちは、「血」ではなく「智」による、「抑止力」ではなく「協力」による未来社会を展望する努力を続けることを誓い合いたい。

             2015年8月15日 
                日本社会福祉学会会長           岩田正美 
                日本医療社会福祉学会会長         岡本民夫
                社会事業史学会会長            大友昌子
                日本ソーシャルワーク学会会長       川廷宗之
                日本看護福祉学会会長           岡崎美智子
                日本仏教社会福祉学会代表理事       長谷川匡俊
                日本福祉教育・ボランティア学習学会会長  松岡広路
                貧困研究会代表              布川日佐史


◎2015/08/06 ニュースレターNo.26が発行されました。

>ニュースレター


◎2015/06/16 「池田敬正先生を偲ぶ」会のご案内を掲載しました。

(すでに終了しています)


                 

   2015.5.10 総会での会長挨拶

◎2015/06/13 「社会事業史学会会長挨拶」

社会事業史学会新会長の以下の挨拶文を「学会概要」に掲載いたしましたのでお知らせいたします。
  
「会長挨拶」
 本学会は1973年5月に社会事業史研究会として、初代会長の吉田久一先生、一番ケ瀬康子先生、高島進先生等21人の発起人の先生方のお力によって発足いたしました。それから40年あまりを経ましたが、この間、1998年に社会事業史学会へと改組され、社会福祉学界における歴史研究者の拠点として、また社会福祉学界における学術研究の一領域として今日まで発展して参りました。そして前会長の永岡正己先生には8年間にわたり歴史研究をリードされるとともに、今日の学会としての体制の礎を築いていただきました。さらに本学会には吉田久一先生をはじめとする篤志をお寄せ下さった先人達がおられます。

 本学会は、この学会に参集し、その歩みを支えてこられた多くの研究者のみなさま、学会員のみなさまの学術研究への強い意欲と高い精神性によって支えられてきたと確信いたしております。この度、自らの非力さを顧みず会長職を拝命いたしましたが、学会の発展に微力ながら力を尽くしたいと考えております。みなさまのご指導とご協力を引きつづき賜りたく、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 本学会の目的は学会規約第3条に明記されますように「社会事業史の研究を通じ、社会福祉の科学的研究を高め、民主主義に基づいた日本社会福祉の進展に資すること」であります。今日、発展・変貌する社会福祉の動向を見極め、歴史研究の立場からその方向性を吟味し、真に人々の生活に寄り添うための問題意識を共有しつつ、本学会が設立当初から掲げてきた理念をみなさまと共に継承し、社会的使命を果たしていきたいと願っております。
 
 本学会が取り組む必要がある課題は数多いのですが、その一つは、歴史研究の更なる質的向上と研究領域の多様性および拡張をはかることです。関連領域との学術的交流や国際的学術交流が、新たな研究上の挑戦を生み、こうした側面を強化してくれるはずです。そして、研究の質的向上に基づき、社会福祉教育における歴史的思考の有意性を対外的に働きかけていくことが重要です。もう一つは、歴史研究の発展をはかるうえで欠かせない史資料の発掘や保管および地道な地域史、施設史への取り組みと研究方法論探求の重要性です。

 社会福祉あるいは福祉の歴史研究が、高く、厚く、深いものとなるよう引きつづき取り組んでまいりますとともに、歴史的研究に関心をもつ多くのみなさまの本学会へのご参加をお待ち申し上げております。

                           社会事業史学会会長 大友 昌子


◎2015/05/10 「社会事業史学会声明」が採択されました。

社会事業史学会2015年度総会において下記の声明が採択されましたのでお知らせいたします。

             戦後70年にあたっての社会事業史学会の声明

戦後70年、日本に生きる人々は、民主主義、基本的人権の尊重、平和主義を基本とする日本国憲法にもとづき、一人ひとりの生存権を保障するのみならず、あらゆる差別を排除し、世界中の人々と平和的に共存する道を希求し、実現しようと努めてきました。この弛まない努力によって今日の福祉社会が存在しています。
社会事業史学会は、このような歴史的事実をふまえ、社会と社会福祉の科学的認識にもとづいて歴史の研究を高め、民主主義による社会福祉の発展をめざしてきました。私たち社会福祉の歴史研究を行う者は、これまでの社会福祉の発展には、人々の生活の苦闘と、共に生きるための努力と連帯があったこと、そして福祉と平和は一つであることを心に刻みます。
社会事業史学会は、社会福祉の歴史に向き合うものとして、人々の生活の現実に根ざした深い歴史認識を共有することを求めます。すべての個人の尊厳を保持し、先人たちが苦難の中から築いてきた日本国憲法の精神にもとづき、平和と非戦の思想を守り、歴史的事実に真摯に向き合うことを求めます。そして、人権、民主主義、平和の普遍的な価値が守られ、日本社会と社会福祉がさらなる発展を遂げることを願ってやみません。

                                               2015年5月10日
                                               社会事業史学会
                                               会長 永岡 正己

◎2015/05/10「社会事業史学会研究倫理指針」が採択されました。

2015年度総会において社会事業史学会研究倫理指針が採択されました。
>研究倫理指針


◎2015/05/10「名誉会員授与」について

津曲裕次会員と岡本民夫会員が名誉会員に推挙され、5月10日の総会後、名誉会員記が授与されました。


◎2015/05/02 謹んでお知らせ申し上げます。

社会事業史学会名誉会員池田敬正氏が5月2日ご逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。


◎2015/05/10「社会事業史学会第43回大会」が終了いたしました。


◎『社会事業史研究』第47号が発刊されました。

>学会誌掲載論文


巻頭言  (金子光一)
【投稿論文】
市立神都訓盲院(1919-1948)の各種学校としての教育的・社会事業的意義 (岡典子・中村満紀男)
福田会育児院の里親委託制度における里子取扱委員の役割と機能(菅田理一)
東京都・知的障害者の都外施設の歴史的経緯の概観―美濃部・鈴木都政下の都外施設政策転換過程を通して (尾形珠代)
【史資料紹介】
関東大震災と社会事業団体・施設―被災状況と震災直後の活動/社会局調査の内容―(寺脇隆夫)
【書評】
川上裕子著『日本における保健婦授業の成立と展開―戦前・戦後気を中心に―』(風間書房2013)
【連載・私の研究史】
私の研究史―地域福祉を問いながら― (田端光美)
【連載・アーカイブ紹介】
京都府立盲学校資料室 (岸博実・野口武悟)
追悼 小倉譲二先生 (今井小の実・加藤博史・永岡正己・室田保夫)
故・吉田すみ様のご逝去と社会事業史学会へのご遺贈について (会長 永岡正己)
学会事務局報告(2014年度下半期) (事務局 西崎緑)
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◎「第6回吉田久一研究奨励賞」

刊行費助成

該当者なし

研究費助成

石川衣紀会員「日本特別支援研究史研究―戦前の東京・大阪の特別教育システムの比較を中心に―」、
松岡是伸会員「北海道社会福祉主事協会における成立・変容過程とその活動実態に関する研究」、
横山尊会員「近代日本における禁酒運動の展開の解明と社会事業史への位置づけ―日本国民禁酒同盟を中心にー」
の3名に授与されました。

◎「第33回社会事業史文献賞」

該当文献なし