中国社会史学会慈善史専門委員会第5回年次大会

2025 01.18 中国社会史学会慈善史専業委員会第5回年次大会通知(第1号)

中国社会史学会慈善史専門委員会第5回年次大会における研究発表登壇者募集について

 本学会と学術協定を結ぶ「中国社会史学会慈善史専門委員会」から、本年10月中旬に開催予定の「中国社会史学会慈善史専門委員会第5回年次大会ならびに『慈善と生命:中国と海外の比較と中国の経験』学術研究会」に関する通知がありました。
 中国社会史学会慈善史専門委員会の年次大会には、毎年数人の本学会会員が、学術協定にもとづいて参加し、研究発表をしています。第5回年次大会においても積極的に参加し、両国の学術交流を推進していただくことを期待しております。
 つきましては、同大会に参加し、研究発表をする人を【2名募集】いたします。関心のある会員は、ファイルをご確認の上、【3月15日までに】国際交流委員長までお問い合わせください。

【この件に関する問い合わせ先】
社会事業史学会国際交流委員長 
西﨑 緑(熊本学園大学) 
md-nishizaki[at]kumagaku.ac.jp([at]を@ にしてください)

社会学系コンソーシアム2024年度(第17回)シンポジウム「〈原爆〉をめぐる記憶と継承」開催のお知らせ

日時:2025年3月8日(土)13:00~16:30

方法:オンライン開催(Zoomウェビナーによるオンライン開催)

   (登録フォームにご記入いただいたアドレスに、後日、ZoomウェビナーのURLを送付)

参加:一般参加可能、参加費無料です。以下のURLにアクセスして必要事項を入力ください。先着1,000名まで参加可能です。こちらの登録フォームに記入いただいたメールアドレスに、後日、参加に必要なZoomウェビナーURLをご案内します。

https://forms.gle/pN54bHQRGEoL4u5C7

 

◇開催趣旨

 2025年は戦後80年である。現在においても、ウクライナ戦争では多くの犠牲が生まれ、イスラエル・ガザでも戦禍が更に深刻化し、世界は混迷の中にある。そして、核兵器が実際に使用される懸念がかつてないほど高まっていると言ってよい。その一方で、今日においては、〈戦争〉をめぐる記憶と継承、とりわけ〈原爆〉の記憶と継承はますます困難となりつつある。

 唯一の〈被爆国〉である日本社会において〈原爆〉や〈被爆〉について語り継ぎ、継承されてきた記憶が、被爆者たちが年を重ねる中で語ることが困難となっており、被爆者の語りを聴くこともさえも制度化・遺産化されざるを得ない状況にある。すでに被爆者たちが語る場さえ失われている事態さえ生じている。こうした中で、戦後日本社会における〈原爆〉の記憶と継承をめぐってこれまでどのようなことが生じてきたのか、現在何が起こっているのか、〈被爆〉の記憶を継承することがいかに困難/可能となっているのか、そもそも〈被爆〉をめぐって継承すべき記憶とはいったい何であるのか、あるいは被爆者による語り以外にも別様に記憶を継承していく実践はありうるのか。本シンポジウムではこうした問いを複眼的に検討したい。このシンポジウムの企画と設計によって、戦後80年を数える2025年にこそ、戦後日本社会における〈原爆〉をめぐる記憶と継承について活発な議論ができればと切に願う。

 

◇プログラム

司会 天田城介(中央大学文学部教授)

 

開会の挨拶:白波瀬佐和子(日本学術会議会員、東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授)

        浅川達人(日本学術会議連携会員、早稲田大学人間科学学術院教授)

趣旨説明:天田城介(中央大学文学部教授)

第一報告:根本雅也(一橋大学大学院社会学研究科講師)

      「なにを継承するのか――「被爆地」における「継承」の力学と原爆被害者の生」(仮題)

第二報告:直野章子(京都大学人文科学研究所教授)

      「空から放たれた死――空爆史のなかの原爆」(仮題)

第三報告:深谷直弘(長崎県立大学地域創造学部准教授)

      「地域と原爆――長崎での記憶継承の実践と課題」(仮題)

討論者:野上元(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)

     朴沙羅(ヘルシンキ大学文学部講師)

総合討論(質疑応答)

閉会の挨拶:有田伸(日本学術会議会員、東京大学社会科学研究所教授)

 

主催:日本学術会議社会学委員会、社会学系コンソーシアム

社会事業史学会第53回大会:案内第1報

第1報PDF:taikai53th

1.テーマ:「東北と福祉実践――地域から研究方法論の具体的展開を考える」
2.日 時:2025年5月10日(土)~11日(日)
3.会 場:弘前学院大学(青森県弘前市稔町13―1)
4.開催方法:対面のみ(オンラインでの当日配信およびオンデマンドでの後日配信はございません。)
5.参加費
 名誉会員:無料
 会員:事前申込:5,000円、大会当日7,000円
 非会員:事前申込:6,000円、大会当日8,000円
 大学院生・学部生(会員・非会員問わず):事前申込:2,000円、大会当日3,000円
 情報交換会:事前申込のみ:3,500円

6.申込方法
 下記のいずれかの方法で申し込んでください。
1)2025年3月中旬に学会ホームページに開設する「参加申込フォーム」に必要事項を記載し登録してください。登録後、受付完了メールを受信できたことをご確認ください。メールが届かない場合は、メールアドレスの誤記入の可能性があります。
2)本メールに添付する「第1報」6頁に掲載された「大会(参加・発表)申し込みQRコード」から「参加申込フォーム」を開き、必要事項を記載し登録してください。登録後、受付完了メールを受信できたことをご確認ください。メールが届かない場合は、メールアドレスの誤記入の可能性があります。

・振込先は「第2報」でご案内致します。
・入金が4月11日(金)迄にない場合は、大会当日参加の金額をお支払いいただきます。その場合、初日のスタディ・ガイドへの参加、昼食弁当のご購入は対応できません。

7.事前のご相談・申し出について
託児サービス、手話通訳・要約筆記、合理的配慮については大会申込前に、大会実行委員会にご相談ください。本委員会で検討し開催校とご相談いたします。
(連絡先)ikuyo.matsumoto.sf[アット]hirogaku.ac.jp

8.大会スケジュール
1日目
 09:00~12:00  スタディ・ガイド
 12:00~     大会受付開始・若手研究者研究交流会受付開始
 12:30~12:50  開会式
 13:00~17:00  自由論題報告・若手研究者研究交流会
 17:30~19:00  情報交換会(弘前パークホテル *表彰等関連行事含)
2日目
 09:00~     受付開始
 09:10~10:00  総会
 10:00~10:05  共通論題(シンポジウム)課題提起
 10:05~12:05  報告1・2・3・4(1報告30分)
 12:05~12:50  全体討論
 12:50~13:00  閉会式

詳細は添付の「第1報」をお読みください。
ふるってのご参加をお待ちしています。
よろしくお願いいたします。

2025年度社会事業史学会全国大会開催案内

(1)開催日程(予定)
 若手研究者研究交流会 2025年5月10日(土)
 第53回社会事業史学会全国大会 2025年5月10日(土)~11日(日)
 2025年度社会事業史学会通常総会 2025年5月11日(日)

(2)開催場所(予定)
 弘前学院大学 〒036-8577 青森県弘前市稔町 13-1 (https://hirogaku-u.ac.jp/

詳細につきましては随時ご案内いたします。

会長挨拶

ご挨拶

会長 金子光一

 2024年5月12日の総会で、会長に選出して頂きました東洋大学の金子光一です。伝統ある社会事業史学会(以下、本学会)の会長を2期にわたって担わせて頂くことになり、大変光栄なことと思っております。2027年5月まで精一杯務めさせて頂きますので、引き続き、お力添え頂きたく宜しくお願い申し上げます。

 さて、2024年5月11~12日、第52回全国大会を私の本務校である東洋大学赤羽台キャンパスで開催させて頂きました。お陰様で100名近い方々にご参加頂き、盛会に終えることができました。心より感謝申し上げます。

 今回の大会には、中国慈善史学会・会長の周秋光先生、韓国社会福祉歴史学会・会長の林元善先生をお招きすることができました。また両先生と「日本・韓国・中国における学術交流の推進に関する覚書」(通称「三ヵ国覚書」)の調印を行わせて頂きました。これにより今後益々三ヵ国の国際交流が活発化することを願っております。

 東洋大学の学祖・井上円了は、1887年(明治20)年に東洋大学の前身の哲学館での教育活動を、春日局の菩提寺として有名な麟祥院の一角をかりてスタートさせました。
円了は、その時に「哲学館創立の精神」という言葉を残しています。
「哲学館創立の精神は、晩学の者、貧困者、語学力のない者に教育の機会を開放するということである。」
 年を取ってから学問を志す人、お金のない人、これまで語学を学ぶ機会がなかった人が、世の中に多くいて、それらの人たちの学びの「場」として哲学館を創立しました。そこには、学問をするのは若くなければならないとか、お金がなければならないとか、語学力がなければならないなどの古い明治の価値観を転換し、「新たな価値」を創造しようとする精神(アントレプレナーシップ)があったように思います。

 価値は不変ではなく変わるものです。現在、科学技術・情報通信分野を中心にさまざまな領域で新たな時代に即応した価値を創造することが求められています。生成系AIに対応するためのルール作りも、合理的配慮の提供の義務化なども、「新たな価値」に基づいているものです。これからは、これまでの考え方や方法に固執せず、「新たな価値」を創造し、よりよい社会を共につくることが重要だと考えます。本学会も歴史研究を行う学会ではありますが、常にそのことを意識しなければならないと思います。

 なお、本学会は、50周年を迎えるにあたり「学会創設50周年記念事業委員会」を設置し、『記念論文集』の出版、『50年史』の刊行、「50周年記念大会」の開催という三つの大きな柱をたて、記念事業を推進して参りました。会員の皆さまのご協力で『記念論文集』は、2022年10月末に近現代資料刊行会より発行することができ、『50年史』も今年12月に刊行予定です。
 「50周年記念大会」は、共通論題報告において、3回にわたって日本の近現代史を取り上げました。
 まず、オンラインで行いました2022年の第50回大会では、1950~60年代を中心に、社会福祉の「制度・政策」「実践・方法」の特質を歴史的視点から明らかにしました。また、昨年2023年の第51回大会は、千葉県にある淑徳大学を会場として対面で実施しましたが、1960~70年代を中心に教育、労働、経済、社会など幅広い視野から戦後史を考え、隣接領域との関係を踏まえて社会福祉の位置づけを確認しました。そして今回の第52回大会では、日本の福祉専門職の到達点と今後の課題について、専門職を取り巻く構造の変化を踏まえながら、ご参加頂いた皆さまと検討しました。

 今回の共通論題報告は、日本のソーシャルワークの歴史の総括といえるように思います。「地域共生社会の実現」が叫ばれる今日、地域社会でニーズを抱えている人たちを支援する「主体」が変化すると同時に、社会福祉専門職を取り巻く状況は大きく変わってきています。歴史的に積み重ねてきたものをどう評価するのか、反省すべき点はどのような点なのか、社会福祉の専門職の立場とあり方に関する有益な議論ができたように思います。ご登壇頂いた皆さまに心より感謝申し上げます。

 来年の第53回大会は、青森県弘前市にある弘前学院大学で開催します。大会の詳細については、理事会内の研究委員会を中心に検討を重ね、改めて会員の皆さまにお知らせしますが、「50周年記念大会」後の大会ですので、「新たな価値」を創造できる大会を目指したいと思います。
 まだ山頂に雪が残る岩木山と可愛いりんごの花をいたるところで目にすることができる弘前市で、本学会の大会を来年2025年5月に開催できますことを大変嬉しく思います。
 皆さま、奮ってご参加頂きたくお願い申し上げます。

第52回大会開催要項(第2報)について

来る5月11日(土)、12日(日)の二日間にわたり、東洋大学赤羽台キャンパスにて開催される、
社会事業史学会第52回大会の開催要項(第2報)をお知らせいたします。

自由論題報告、若手研究者研究交流会等のプログラムが記載されております。
報告者の皆さまにおかれましては、ご確認をお願いいたします。

大会は、当日受付での参加も可能です。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

第52回大会実行委員会

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