本学会は、1973年、「社会事業史の研究を通じ、社会福祉の科学的研究を高め、民主主義に基づいた日本社会福祉の進展に資することを目的」(学会規約第3条)として、「社会事業史研究会」として発足しました。その後、1998年に名称が「社会事業史学会」となり、2023年に50周年を迎えます。
50年という節目の時期に、会長に就任させて頂くことになりました。
そのため私に課せられた最大の仕事は、創立50周年記念事業を成功裡におさめることだと思っています。具体的には、『創立50年史』および50周年記念論文集『戦後 社会福祉の歴史研究と方法―継承・展開・創造』(仮題)の刊行、2022年5月に予定されている第50回記念大会の開催です。すでに大友昌子前会長および前理事・前監事の方々によって積み上げてきてくださった成果がありますので、それをしっかりと踏襲しながら、本学会の歴史に残る大きな事業を具現化したいと思っています。
会員の皆さま、理事・監事の方々に支えて頂きながら、これまでの伝統を継承し、新たな社会事業史学会のあり方を目指して力を尽くしたいと思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2021年5月15日
会長 金子 光一(東洋大学)